第1話 エルデ、立つ
よくあるリオニス県町田市
そういうわけでモントは家族4人で新しく出来た気まぐれフード屋に来たのだった(嫌な予感)
モ「着きました父上、あれが例の食事場です」
エ「ほう…なかなかな趣があるな。よし、入るぞ」
店員「いらっしゃいませ!4名様ですね!こちらでお召し上がりですか?お持ち帰りですか?」
エ「モントよ、持ち帰りとはどういう事だ」
モ「ここで食べるのではなく道中や城で食べられる…持ち運びながら食べることが出来るという事ではないですか?」
エ「なるほど…せっかく来たのだ。ここで食べていこう」
シ「フン…どこでも変わらんだろう…」
ヘ「静かになさい」
店員「こちらのメニューからお選びください!」
モント「ち…父上からどうぞ(まだだ…まだ笑うな)」
その時シュテルに電流走る
シ「兄貴…まさか!」
そう、シュテルはどんな店か知っていたのだ
エ「この…ロブ殿に合いそうな名前の物を頂こうか」
店員「はい!サ〇ライバーガーですね!サイドメニューをこちらからお選びください!」
エ「ほう…ポテトがあるのか。これを頂こう」
店員「サイズはS、M、Lとございます、Sが少な目、Lが多めとなってます!」
シ「!(馬鹿なっ!何故そんな説明を)」
モントが震える
シュテルが震える
ヘレナは目を閉じてすました顔だった
エ「Lで」
モ「父上えぇええええええ!!!あーっはっはっ!ご冗談を!wwwwwwwwwwww」
エ「どうしたモント!?!?」
モ「ちっ……父上!wwサイズはwwwwエルデwwww」
エ「!!!!!!!!!!」
エルデは理解した、それと同時に3人の様子を見てじわじわきた
エ「Lサイズだ…」
シュテルは外をみて震えていた
店員「はい!かしこまりました!Lで!」
モント「店員さーん!wwwwえっ…えー!!wwLで!ww」
エルデは動じなかった
エ「どうしたシュテル…肩が震えているぞ」
ぽん、と肩を叩くとシュテルは笑った
ヘレナは堪えていたが口角が上がっていた
奥からなんとリアートが出てきて店の中ではお静かに!と言ったが聞こえていたのか笑った後なのか涙目だった
ここはリオニス県町田市
平和なリオニス一家の昼だった